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【京都】西村和子被告・三歳児虐待死事件。(2007/1/11)

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■事件の概要
長岡京市の佐々木拓夢ちゃん(3)が虐待を受けて死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた父親の佐々木貴正被告(28)と同居の西村知子被告(39)の初公判が十一日午前、京都地裁(氷室真裁判長)で始まった。罪状認否で、二人は「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、両被告が一カ月余りにわたって拓夢ちゃんにほとんど食事を与えなかった状況を詳述した。

冒頭陳述によると、昨年八月に西村被告が妊娠していると分かった際、拓夢ちゃんのおむつが取れていないことなどを理由に親族から出産を反対された。出産を望んでいた両被告は、何とかして拓夢ちゃんのおむつを取ろうと考え、西村被告が「(拓夢ちゃんは)食べるのが好きやし、食べられへんかったら、おしっこを言うんやないか」と提案し、拓夢ちゃんが排せつの意思を自ら伝えない限り食事を与えないことを決めた。

九月十五日から死亡した十月二十二日ごろまでの間、拓夢ちゃんに食事を与えたのは十五回ほどで、多い時でもロールパン二個程度だった。九月二十日ごろからは外出や入浴をさせず、十月十二日以降は着替えもさせていなかった。また、昨年三月に児童相談所に保護された拓夢ちゃんの姉(6)に対しても、二〇〇五年秋ごろから「うそをついたら食事を抜く」などの決まりを作り、虐待していたという。

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検察側はスクリーンを使って虐待の経過を詳しく説明していった。佐々木拓夢ちゃんが寝ていたベッドや元気だったころの写真が映し出されると、父親の佐々木貴正被告は頭を抱えておえつを漏らし、傍聴席からはすすり泣く声が聞こえた。午前十時、佐々木被告と同居の西村知子被告は不安そうな表情で入廷した。裁判長が起訴事実の認否を問うと、佐々木被告はまっすぐに前を向いたまま、西村被告は肩を震わせながら消え入りそうな声で、それぞれ罪を認めた。

検察側は、虐待の進行や拓夢ちゃんがやせ細っていく過程を生々しく示した。「足が棒のようだった」「骨と皮だけみたいになっていた」。被告や関係者の供述を次々と読み上げた。 泣き声を聞いた近所の人の言葉にも触れた。佐々木被告はわが子の餓死していく様子が語られ始めると、前かがみになって、おえつを漏らした。西村被告はハンドタオルで時おり涙を抑えていた。
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by yoshi_taka_e2 | 2007-01-11 21:51 | 法廷画紹介